東山魁夷 「冬華(部分)」 東京国立近代美術館
本人曰く「北欧の風物」「夢幻的な雰囲気が描きたかった」とある。
この画だけでなく、ほとんどのもので枝一本に存在感、生命すら与えるように描いてあり、全体に構成の強さと立体感を与え、純粋な構成が力強い。
それでいて全体は調和しており、日本画らしい濃淡が隅々にまで効いている。
そのためにはこの詳細写真が示すようにまるで自然そのもののような素材感、それぞれの存在感の調和というものに到達していると思う。この画の全体では光というものが主題となっているがそれはあくまで第一印象でしかないものであった。