Talk-onetree |一木 聡 satoshi ichiki |sichiki いろいろなデザインについて考えています.
プロフィールはホームページをご覧下さい.http://sites.google.com/site/onetreecom | Tweet #sichiki
2014年10月5日
2014年10月4日
2014年9月6日
2014年6月29日
台北国立故宮博物院展

©TNM
国立博物館で現在開催中の故宮博物院展。
二十年ぐらい前に北京の紫禁城に行きましたが、そのときは全く博物館に行くことが出来ず、台湾と中国本土の関係もよく判っていませんでしたので、中国の有名な博物館に、中国四千年の歴史なり悠久の文化なりが陳列されているものと思っておりました。
実際に紫禁城の近くには博物館のようなおみやげ館があり、物々しく圧倒的な量で翡翠や他の宝石の類で出来た動物の置物があったのを覚えています。私もそのときにモンゴルの座布団と石で出来た猫の置物を買っていて座布団は自分の家に、猫の置物は実家に飾ってあります。
紫禁城の思い出は、モノクロに近いかすかな映像しか頭にありませんが、デザインすべてが石石石石であり(に見え)、その大きさと(今思えばヨーロッパの城塞かそれ以上の)スケールの壁、素晴らしい彫刻は色を失いつつあるものの何百メートルも伸びていく存在感。
城塞の中にまた城壁のようなスケールの壁とストリートがあり、すべてが幾何学でつながっている印象が強く、迷宮というのがそのまま当てはまりそうな建物であったように思います。
城壁で囲まれたシステムの中で大事に守られてきた、中国の至宝。
守るためにどれだけの人がどのような思いをしたのか。
そんな場所に何年も保管されていたものが一堂に会して展示されるという。
しかも日本での展示ということで開催にもずいぶんと配慮がなされているようです。
自分の中ではドラマチックなものを感じ、世界初となる白菜:翠玉白菜の展示に惹かれました。
特に翠玉白菜は本館の特別5室で展示され、その特別5室にはいることも結構貴重な体験であったので中の意匠も拝見しながら。8mぐらいはありそうな天井の高さ、その暗がりの静けさの中禁欲的なレリーフが施され中世や日本ともならない独自の意匠。私の生まれた頃にモナリザが日本で展示された部屋。その中に黒の壁をまとい、中心におかれた、翠玉白菜は幾重もの光を受けながら輝いていました。
第一に、宝石という印象。
透き通ってはいませんが、光を透過して中の色が表面に浮き出ているような。
その輝きが瑞々しさを与えているような。
大きさが思っていたよりも大きくてじっくりとそのテクスチャーを眺めることができました。
彫刻に瑞々しさが意味を持って存在していることに余り出会ったことがありませんでしたので感動をしました。光とちょうど対角線上から白い葉の先を見つめてみたら光が淡く透過して純潔さを表現しているという白がより美しく感じられました。
黒い大きな部屋で、輝く宝石を見、痛烈な印象でありましたが
その印象は、宝石。それ以上でも以下でもなく。
紫禁城の永和宮で発見されたと書いてありましたが観賞用に飾られた美しい置物。
大事に保管されてきたのでしょう。
平成館に展示されている名品もすばらしいものが揃っていました。
たとえば
・西周時代のものとされ、時代を超越した宇宙模様のような力強い「散氏盤」
・欧陽脩による健康で強く、それでいて全くぶれることのない美しさを持つ「楷書集古録」
・渓山の広がりをどこまでも続く無限のものに感じさせる宋代山水画「渓山秋色図軸」
・潔癖性である人を描くのに清潔を感じさせる画という珍しくも日本人の好みそうな「張雨題…図巻」
・紅緑と中に包まれるコバルトブルーのような容器の組み合わせが美しい「梅花彫彩漆輪花合子」
・二対の乾隆帝の玉璽はいうまでもなく力強く
・力比べというよりも踊っているように見え、かわいらしくお気に入りの「人と熊」
これらのものは大きな視点で見ると中国文化の一部でしかないとも感じましたが
間違いなく一時代の頂点にある工芸品であり、文物であることは間違いないと思います。
紫禁城、西苑、景山自体も大きな工芸品であるように。
よく考えると、平成11年に行われた「皇室の名宝」展と同様な趣もあるように思いました。
それは、若沖や永徳などにより、すばらしい品々をつくり献納するというところが同じだからかもしれません。
記録として残っている品々もありますが、半数はコレクションであった本展でも作者のエゴのようなものよりも完成度を望まれたような感じがあったのではないかと感じることができました。
どの作品もきっちり作ってあるのですが、自由さに欠けるところもあるというか。
そういう点でも翠玉白菜は見る人に自由でいろいろなイマジネーションを誘い、身近なモチーフから美しさを作り出した名品であると感じました。
2014年6月1日
2014年4月19日
2014年4月12日
IKEA!
ikea.yokohama.japan
IKEAは自宅が近いため、気が向いた時にいけるのでとても気軽に利用でき、便利です。今まで幾つか大きい家具を組み立てましたが最近は小さい雑貨を買うぐらい。今は買い物よりもむしろレストランでミートボールを食べるのが楽しみでホットドッグもセットを買って家で作ってます。
いつも思うのは、ずっと継続してここで家具を買い続ける人はそんなにいないんじゃないかっていうことです。大豪邸ではない我が家でも2年ぐらいはいろいろプランを立てていましたが、一通り家具はそろったかなと感じています。でも、キッチンのバリエーションが日本の既製品にはない面白さを感じていたりして、デザインに組み入れたいなと思っていたり。
それとは他に、最近子どもを連れて行ったら、なんだか楽しそうにしていることに気づきました。なんだか雰囲気を楽しんでる感じ。
我が家でよく利用させてもらう雑貨のフロアはおもちゃの機械がとても効果的においてあって、売っているものの色使いもカラフルだから大人もワクワク。つい、カートにポイと商品を入れてしまう。
カートのデザインも袋をぶら下げる小さいものが秀逸。スタッフの方も何処ぞのキャストのような明るさがあってなんかいい感じ。
カタログで妄想予習して家族や友達とワイワイいいながら買わずともみんなで楽しいそんなIKEA。
青と黄色のお馴染みカラー塗装の外壁はまちなみにカラフルな彩りを与えてくれ、景観を均したいという面で見るとちょっと奇抜に見えるけど工業地域に立地することが多いみたいなので灰色っぽいその地域の印象を鮮やかにしてくれています。
でもカラールーバーのおかげで駐車場内がちょっと暗かったりしますね。
でも、あの外壁に対面すると[やって来ました]という気持ちになる。やっぱりデザインが効いている。やっぱり日本のホームセンターとは一味ふた味ちがうなあと思いました。



